こんにちは。夏コミ落選ぽけです。
(セイハさんのところで委託させてもらえることになったので夏コミには参加できそうです)
セイハさんのサークル「ウィングヒーロー(2日目 西い 10-a)」と
ヴィクトリー・レッドシリーズをよろしくお願いします。
あとこのHP地味にサーバー代がかかっているので
訪問者を増やそうと思って記事を書いています。
よければ今まで出した同人誌も見てね。
(ここまでコピペ)
記事の更新が止まってしまうのもアレなのでなんか書こうと
思ったんですけど特に書くことがない。
そういえば世間ではワールドカップなんですね…
世間に断絶されているので知らなかったんですけど、
知らなさ過ぎて、仕事の先輩に「今日どっちが勝つんだろうね!?」って言われて
「何の勝負の話をしているんだ…?」
とわけがわからないままてきとうに
「いや~多分勝てるんじゃないですかね~」
って返したところ、日本がコロンビアに勝っていたので
結果としてファインプレーといったかんじ。
興味がないのではなくテレビを全く見ないので情報が入ってこないんですよね。
そんな自分ですが、
マジでテレビを見ないのでアニメは専ら配信サイトで見ています。
いやほんと、便利な時代になりました。
様々な世代のアニメを気軽に見ることができる、ほんとにいい時代です。
さて、前置きが長くなったんですが今日は最近見たアニメの話です。
学校の怪談(2000)
クッソ雑なあらすじ
主人公のさつきは父親と弟と3人暮らしの小学五年生。
母親が亡くなってから母親の地元に引っ越してきたさつき達だったが
何やら様子がおかしい。
転校先の新しい小学校は母親の母校でもあったがなんとそこは
母親がかつてお化けを封じ込めた因縁の地だったのだ。
土地開発が進み、封印していた祠などが壊され封印が解かれてしまったお化けたちの中でも
特に恨みを抱いていた「天の邪鬼」は娘であるさつきに襲い掛かるが再び封印されてしまう。
しかし、それを機にさつきの母親が遺した「お化け日記」を頼りにお化け退治が始まるのだった…
…というのは表向きのあらすじ
やっぱり一番の見どころは最初敵対していた「天の邪鬼」が徐々に
主人公サイドに寄っていくところ…
あとは
何の力も持たない主人公たちが知恵を振り絞ってお化けに立ち向かうところではないでしょうか。
感想
ホラーアニメと言ってしまうとそれだけでおわってしまうのですが
それだけではもったいない。
キャラクターの、特に主人公のさつきの動かし方は秀逸だったのではないかなと思います。
というのも、主人公のさつきは母親を亡くしている設定があるのですが
幼い弟と男手一つで家族を支える父親との3人暮らしで
長女である自分が母親の代わりに頑張らないと!と普段は我慢強くて弟想いで
頼りがいのある女の子というかんじで振舞っているんですね。
でも、ふとしたきっかけですぐ不安になる、
いつもは強く振舞っているけど本当は怖くて怖くて仕方ない時や
不安で押しつぶされそうな時など、今にも壊れてしまいそうな心の繊細さを見せてくれます。
それはさつきの隣の家に住んでいて一番最初に仲良くなった「青山ハジメ」にも伝わっていて
性格は結構お調子者ではあるんですが、かなり早い段階から
さつきのことを気にかけている描写が目立つんですよね。
でも「俺のこと頼れよ」とかわかりやすく言うわけではなく、
(そんなセリフを言われたところでさつきは強い女の子なので頼ったりしなさそうなんですが…)
いつも見守っていてピンチになったらすぐ助けられるように傍にいるかんじ
などが視聴者にもわかりやすく伝わってくるんですね。
すごくいい男の子なんですよね、ハジメくん。
霊感が強くて年上の「桃子さん」がさつきのことを気遣って一緒にいてくれたり
心霊現象が好きな「レオくん」も自分に何かできることはないかと模索したりと
キャラクターたちがそれぞれ協力しているのが好きでした。
そしてこの作品、自分も幼稚園?小学生?くらいにリアタイしてたんですが
めちゃくちゃ怖かった記憶があります。
というのも、主人公たちは別に強い能力とか持っていなくて
ただ自分の発想力と、そのヒントになる「お化け日記」「天の邪鬼の発言」を頼りに
お化けに立ち向かうわけですから
等身大の切迫感が伝わってくるというか、安心感があまりないんですよね。
例えばぬ~べ~だったらぬ~べ~が助けてくれるから大丈夫っていう安心感があるじゃないですか。
でもこの子たちにはそれがない。
咄嗟の閃きと勇気と、自分の知識だけで得体のしれない相手に立ち向かわないといけないんです。
失敗したら誰も助けてくれない、でもこれが成功する保証はない…だから怖いんじゃないでしょうか。
天の邪鬼については各所で触れられているのでてきとうにググってください。
ああいう展開すこ。
向いてる人
ホラーものが好きな人には特に向いてるんじゃないかなと思います。
あとは何も力を持たない普通の人間が何かに立ち向かうっていうコンセプトの
作品は合うんじゃないかなと思います。
もう一つは元々は敵対していたキャラが主人公側につくという展開が好きな人も
合うんじゃないかなと思います。
(味方になった途端赤面しまくりのツンデレ系ではなく
カッコいい系というかクール系というか素直になれないようなかんじ)
似たアニメ
- 怪談レストラン
- 地獄先生ぬ~べ~
- ゲゲゲの鬼太郎
- 幽☆遊☆白書
など
ちなみにDアニメストアでは6/8~8/31までの限定配信です!注意してね。
花咲くいろは(2011)
クッソ雑なあらすじ
主人公の松前緒花は家事を一切しない母親と東京で2人暮らしをしていた。
そんなある日、母親に借金を作った恋人と夜逃げすると告げられる。
母親と一緒に行けない緒花は住所を頼りに祖母のいる喜翆荘に身を寄せる。
しかし、喜翆荘の女将である祖母には旅館で住み込みの仲居として働くよう告げられ
緒花もそれに従うのであった。
仲居の仕事に最初は戸惑い、同じ住み込みで働く同い年の民子には素っ気なくあしらわれることもあったが、
持ち前の前向きさとひたむきさで日々を懸命に過ごすのであった…。
というのが主なあらすじなんですが
見どころは主人公たちの成長…よりも周りの人の成長が一番好きでした。
感想
違う自分になりたいという思いは案外いろいろな人に当てはまるのではないでしょうか。
日々消化される日常に慣れてしまって、このままでいいのかなと焦燥感が募る、
ずっとこのままなのかなという不安、よくわからないけど日々の生活に何かが足りないような違和感。
この何故か満たされない日々に違和感を抱いて、でもその理由もわからず、
特にどうすることもできないからただ流れるままに日々を過ごしている…
主人公の緒花も例外ではなく、そんな気持ちを抱きつつも満たされない日々を過ごしていた。
そんなときに、ひょんなきっかけで日々の日常が失われてしまうのです。
でも、緒花はそれを悲観しない。
むしろこれからの自分の生活に胸をときめかせる。
…と思っていたはずなのに。
「こんなはずじゃなかった」って思うのは簡単なんですよね。
でも元々理想がなくて、こうなりたいとかこうしたいみたいな目標もなくて。
主人公の緒花は、前向きなところが取り柄で、実際その前向きな性格で
いろいろな人と交流して成長していくわけなんですが
元はといえばその前向きさっていうのも、前向きというよりは楽観的というか、
その理由も散々反面教師である母親に裏切られてきたせいっていうのもあるんでしょうけど
他人には期待していないというか、どこか冷めていて、
倫理観や価値観みたいなものはあるんですけれども、なんというか、言い方はよくないんですが「薄っぺらい」
自分の意志がない。
そういう子だったんだと思います。
だからこそ確固たる目標があって、そのために日々努力している民子は緒花のことが嫌いだったのでしょう。
放送当時、自分は高校生だったのでそんなことは思わず
「民子ってキャラちょっと過激すぎない?いいすぎでしょ…」
と引いてしまっていたんですが、今ならなんとなく民子の気持ちも理解できるようになりました。
自分も成長したってことでしょうか。
そんな緒花が喜翆荘で仲居として仕事をすることで働くことの楽しさ云々というより
多分「自分の目的」を見つけるんですよね。
自分の意志があまりなくて薄っぺらい主人公緒花。
おそらくこの主人公はあまり何かに対して心から一生懸命になったことがないんじゃないでしょうか。
物語序盤は見ていてきつくなるような理不尽な展開が多いんですが緒花はそれを悲観することはない、
多分あまり考えていないというか…おそらくここに至るまで母親に理不尽なことをされ続けてきたせいで
そうした方が楽だということ本能的にわかっているかんじ…そんな印象があります。
だから悲観せず楽観的に過ごしている。
でも、そんなどこか斜に構えて見ていた自分を捨てて真っすぐに喜翆荘の仕事と
そして友達と正面からぶつかっていくことでなんとなく楽しくなってくる。
決して仕事は楽ではないけれども、でもそんな充実した日々を過ごすことで自分の目的を見出していくのです。
そこまでの過程が多分自分は好きなんだろうなぁと思います。
P.A.worksのお仕事シリーズ、花咲くいろはが好きな部分っていうのは多分こうやって
主人公たちが一生懸命、でもそれが充実しているから楽しいっていうところが伝わってくるから
好きなんですよね。
物語の過程でいろいろと昼ドラみたいな展開とかが入ってきて女性特有のキツイ言い回しや
生々しい描写が目立つんですが、やはりそこはシリーズ構成岡田磨里の作風が目立ちます。
この作品は結構その岡田磨里の作風が作品とマッチしていて程よく生かされていたので
特に違和感がないのもよかった点かなと思います。
迷家はマジできつかった。
アニメ本編を見たのは7年前なので細かい部分は覚えてなかったりするんですけど
最近見たのは劇場版の方なんですよね。
こちらは主人公緒花の話ではなく、緒花の母親である皐月を中心に「母親」…
もっというと「母子家庭」をテーマに物語が繰り広げられるんですが、
緒花の母親が女将に対して抱いていた思いなどが描かれていてとても新鮮でした。
あとは兄弟の多い菜子が母親役を背負っているところで
年相応に悩んで抱え込んでしまうところなど見どころ満載でよかったです。
素直になれない娘と頑固な母親、上手くお互いの思いが伝わらずにすれ違っていく…
最初は小さかった歪が成長するにつれてどんどん大きくなっていって
大人になってからはもう元には戻らない溝ができている…そこがとても切なかったです。
緒花が反面教師だと思っていた母親、めちゃくちゃで、何考えているのかよくわからなかった母親が
昔の日記を見て自分と同じようにかつては悩んで苦しんでいたことを知って
距離が縮まったような気がして緒花が嬉しくなって走り出すところとかもう本当によかった。
皐月とその母親である女将との溝はもう直らないのだろうけど
自分が女将と同じ「母親」になったときにもう一度女将の元を訪ねて
かつての自分の母親も女手一つでここまでやってきたということを知る。
それは決して自分にとっては理想の母親ではなかったのかもしれないけど
同じ母親になった今、負けたくないと思って結局女将を頼らず
女手一つで緒花を育てようと皐月が決意するところもよかった。
キャラクターによって母親は全然別なのに求める母親像は同じで、
でも、何故か上手く母親を演じられない…そんなもどかしさが伝わってくるいい映画でした。
重松清の「ビタミンF」、あれを思い出しました。
いやほんと見て良かった。
実はこの作品すごく背景美術がよくて、
思わず高校生の時に1人で聖地巡礼してしまう程度には惹かれたんですよね。
あれからもう7年、今年こそはぼんぼり祭りに行きたいなぁ。
向いてる人
P.A.worksの働くシリーズといってしまえばアレなんですが
ただ働くのではない、キャラクターたちが日々葛藤しながらそれでも
一生懸命汗を流す、といった作品が好きな人には向いてるかなと思います。
ただ、同じ働くシリーズのSHIROBAKOよりも作品の雰囲気はtrue tearsとかに近いかんじです。
やはりところどころに岡田磨里の作風が目立つ作品です。
女性特有のドロドロした展開が好きな人には向いているんじゃないかなと思います。
似たアニメ
- 千と千尋の神隠し
- とらドラ!
- 凪のあすから
- あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
など
3つくらい紹介したかったんですがネタがなくなりそうなのと
疲れたので今回はこれでおしまい。
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匿名なので誰が送ったのかわからないので安心してね。
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